振り返り、次の一手を/「月曜行動」意見交換会
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県下すべての朝鮮学校への補助金支給停止を決定した神奈川県に抗議する目的で続けられてきた「月曜行動」。毎月第1月曜日に行われており、昨日も人々が集まって声を上げた。私は仕事のため参加できなかったが、終了後に何人かで意見交換会を持つと聞いて、途中から向かった。場所は県庁舎近くのカフェだ。
2017年から始まった月曜行動。9年間の取り組みを振り返り、気づいたことや考えていたことを共有し合うために企画された会とのことで、女性同盟、朝鮮学校保護者・教職員、総聯、青年同盟、日本の市民活動家など複数の立場の方々、計10人が向かい合って座りながら真剣に意見を交わしていた。

写真提供:女性同盟神奈川県本部
「月曜行動のやり方として、いつも準備するのはマイクだけで、進行や発言内容については自由。このままの形でいいのか。続けることも大事だが、どう広げていくかが大事。補助金停止の問題についての理解は一般市民には伝わっていない」
「リーフレットなど、簡単なものでも作らなければいけないと思う。また、たくさん人を集めてメディアに無視させないことも一つの方法だ」
「私たちも、また聞いている方もマンネリになっている側面がある。ゼッケンも古くなり、伝えたいメッセージが読みにくくなっている。問題をまとめたページなどに飛べるQRコードを持って道行く人が読み取れるようにするなど、やり方の工夫も必要」
「先日、『差別・排外主義を許さないネットワーク横浜』という新しい団体の結成集会があったが、市民が150人以上参加した。声を広げることを考えるのであれば、横浜駅や桜木町駅で行動をするのも選択肢としてあるかもしれない。けれど県庁前で続けてきたことも大事」
「前から気になっていたのは、県庁前でのマイクアピールが激しくなっていること。でも熱意は尊重したい。私たち同胞も、“どうして日本の方たちはそんなに一生懸命やってくれるんだろう?”、その気持ちを知ることは大切。やり方が同じになってきているのは確かにそうなので、例えば一日のうちリレー式に、どこかで誰かは声を上げているというような行動をしてもいいかもしれない。手をかえ品をかえ…」
「補助金問題のリーフレットは新しく作らなければいけないので、朝青ではまず高校無償化問題に関するリーフレット(過去に製作されたもの)を活かして宣伝活動を行っていく予定だ」
「この期間、一度もこうした振り返りをしてこなかった。そうするとただ続けるだけになってしまう。これからの課題を見つけられたらという思いでこの場を持つことにした。話してみて分かったのはやはり『広げる』こと」
「こういった会がなかったので年に1回でもやればいいと思った。またあえて言うが、勇気をもってマンネリをしてもいいと思う。活動の本質は変えてはいけない。軸を元に色んなことをやっていくという意識を持てたらいい」
私は後半20分ほどしかいられなかったが、それでも密度の濃い話し合いだと感じた。呼びかけをしたコン・リョンスンさん(女盟神奈川県本部国際部長)は、「意見を集約する場を、女性同盟が作っていこうと思う」としながら、「こんなことをやってみたらどうかとか、こんなことをしてみたいという意見があればいつでも連絡してほしい」と参加者に伝えていた。
この日、意見交換会の後、さらに神奈川県議会議員との面談も行われた。そこにも同席させてもらって感じたのは、本当に、今まさに新たな取り組みが形づくられていっているなということ。人と会い、直接に言葉を交わしながら次の一手を探している。
何においても初動を起こすのが一番大変なことだと思う。けれど行動を起こせば、少しずつでも確実に前進する。交換会のあと、積極的には発言できなかった方が、感じたことや伝えたかったことを長文にしたためてLINEで共有してくださったという話も聞いた。
話すことで心は動くし、思いもよらなかった点と点が結びつくこともある。議員の方々との面談でもそれを感じることができた。面談の内容は、また今後のブログで紹介したい。(理)








