月曜行動は続く
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ブログ更新日とのタイミングが合わず書かないでいたが、先月も月曜行動へ行ってきた。

月曜行動~県下すべての朝鮮学校への補助金支給停止を決定した神奈川県に抗議する目的で、2017年から月に一度のペースで続けられているアクション。当時の朝高生たちが中心となって発起した
新学期が始まって間もない4月7日、朝高生たちの代わりに同胞と日本市民ら20人余りが県庁前に集まった。行政側が無視を決め込み、形式的な返答に終始するなか、月曜行動に参加する人たちはいつも、対話に開かれた、自分たちの言葉を投げかけ続けている。
「今日も変わらない県庁の壁に向かって声を上げています」
そう始まったスピーチが印象的だった。その方は、土日に県下の各朝鮮学校で入学式があったことに触れながら、以下のように話した。
「学ぶ権利とは、自分が自分らしく生きるために必要な権利。本当に基本的な権利です。黒岩さん、あなたがやっているのは、一部のマイノリティに対して『その権利が保障されないのは当然のことだ』といい、それを率先して社会に広げ、ヘイトを助長する行為です。
県が掲げる『ともに生きる』とは、日本人だけが仲良くしてともに生きるということでしょうか。たぶん『違う』と言われるでしょうが、結局は現状を放置している。自分の票田とならない存在に目を向けない。その態度が社会の分断を招く。そういう社会を、行政自ら作っていこうということでいいんでしょうか。
他者の苦痛を自分のこととして受け止める。それがともに生きるということ。ここで上がった声を、あなたたちは心で受け止めてください。私たちは敵対しているわけじゃない。何をやるべきかということを一緒に考えませんか? 対話の窓口をしっかり開いてください」
ほかの人は「県庁の職員として、知らない問題について知るために映画の一つでも観てみよう、朝鮮学校に行ってみよう、そんな人がいますか?」という問いかけをした。
(確かに)と思う。朝鮮学校に関するドキュメンタリー映画を観たり、自分たちを取り巻く社会構造について学んだり、マイノリティについて学んでいるのはマイノリティ自身であることが少なくない。マジョリティは結局、知らなくても生きていけるのだ。
さまざまな人が暮らす地域社会の仕事に携わっている県庁の職員たちは、果たして朝鮮学校について、在日朝鮮人についてどれくらい知っているのだろう。今さらながらそんな疑問が湧いた。
月曜行動は続く。今月は12日に行われたのだが私は都合がつかず行けなかった。次回の月曜行動は6月2日(月)15:00から。これからもできるだけ足を運んでブログで発信していきたい。(理)