発足1ヵ月
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昨日15日で、鳩山政権発足から1ヵ月を迎えた。
この間、政権交代を思わせる出来事があったことは事実だが、やはり、マニュフェストに盛り込まれた政策を実施するための財源確保は、難しいようだ。
さて、私が今もっとも気になっているのは、「高校無償化」についてだ。
来年4月から高校生がいる世帯に対して授業料相当額を支給するという計画だ。
その範疇に、外国人学校などが該当する各種学校も含めるのか、が一つの焦点となっている。
これまで、幾度となく外国人学校への差別制度が問題化され、その是正がなされてきたが、朝鮮学校は蚊帳の外に置かれてきた感がある。
その根底には、1965年に各都道府県教育委員会と都道府県知事宛に出された文部事務次官通達「朝鮮人のみを収容する教育施設の取り扱いについて」がある。
外国人学校のなかにもダブルスタンダードが敷かれ続けてきたが、「高校無償化」では、そうでないことを願うばかりだ。
このブログの母体である月刊「イオ」11月号では、民主党政権発足にちなんだ特集を組んだ。
ぜひご覧いただきたい。
これまでの古い自民党政策から脱却し、民主党には、誰しもが暮らしやすい国づくりを目指してもらいたい。(茂)