SF映画に思えてくる
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SF映画の定番といえば、暴走したロボットに人間が支配されている未来世界という構図だ。
人間が作り出したものなのに、一旦暴走を始めたロボットを止める術を、人間は知らないのである。
ま、結局は救世主が現れて、その戦いに勝利するというオチが多いのだが。
昨年起きた「リーマン・ショック」。
世界の経済が一気に傾いたことは記憶に新しい。
その影響はまだ続いている。
今の世界経済、とくに金融経済を見ていると、SF映画に思えてくるのは私だけだろうか。
経済システム自体は、人間が作り出したものだ。
が、一旦暴走を始めた経済を、止める術を人間はすでに持っていない。
映画と現実が違うのは、救世主なんて現れないということ。
そのうち、お金に人間が食われ始めるのだろうか……。(茂)