カベ
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夏の暑さに飽きてきました。
アイスコーヒーよりもホットコーヒーのほうが飲みたくなってきました。
僕は毎日、2杯ほどコーヒーを飲みますが、一度もコーヒーを美味しいと思ったことはありません。
何ていうか、使命的に飲んでいる感じでいます。
……
昨日、病院に行きました。
数日間、咳が止まらないのです。
僕は高い確率で、夏の終わりになると風邪をひき、咳が1ヵ月以上続きます。
一時的でも禁煙すればいいのでしょうが、それができたら今頃はもう治っていることでしょう。
……
なにはともあれ、習慣を崩すことは、勇気がいることです。
……
好きな作家に「壁コーボー」という、ちょっと変わった人がいます。
彼の代表的な作品に「壁」というものがありますが、彼は他の作品のなかでも「壁」という言葉をよく使いますし、壁的な状況ですとか、壁的な空間を設定します。
壁にどういう意味があるのか、と言われましても、その説明には膨大な時間が必要ですし、僕もまだ彼の多くの作品を読み終えたわけではありませんし、そもそも僕には彼の作品を批評できるほどの能力を残念ながら持ち合わせていません。
ただ、一つ言えることは、使命感や習慣というのは、僕のなかに、僕のなかの無意識のなかの意識が人工的な冷たい壁をつくります。
そしてその壁を壊したとき、美味しくないコーヒーを飲まないですむようになりますし、禁煙できるようになると思います。
なんだか通俗的な表現になってしまいましたが、おそらく人は誰もがこの壁たちに悩まされていることでしょう。
個人的な壁もそうですし、あるいは周囲にはりめぐらされた情況的な壁にも悩まされていると思います。
まあ、僕の場合、とりわけ個人的な壁に関して言うならば、人よりその数は多いような気がしています。
だから話には一般論が多いのかもしれませんね(泣)。
いずれにしても、どちらの壁に関しても、叩き続け、たたかい続ける必要があるなと思っているこの頃です。(蒼)