残り2試合
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44年ぶりのワールドカップ進出をかけてアジア最終予選を戦う朝鮮に残された試合は2つ。
韓国に敗戦したことで、2試合中、最低1つはものにしないと厳しい状況となった。
ホームでのイラン戦、そして最終節のアウェーでのサウジアラビア戦だ。
イランは、朝鮮にとって天敵とも言える存在だ。
前回の最終予選(2005年)でも、今予選(第3戦)でも一度も勝てていない相手である。
ホームに迎えるとはいえ、そう簡単に勝ち点を奪える相手ではない。
一方サウジは勝ち点10で朝鮮と並ぶ。得失点差で朝鮮が2位をキープしているが、1つの試合でひっくり返るほどの差しかしない。
イラン、サウジも中東の雄とも言える存在であり、アジア予選の勝ち抜き方を知っているチームである。
勝ち点を挙げるための策をフルに駆使してくるだろう。
そんな混戦続きのグループBを、朝鮮は突破できるのだろうか。
残り2試合、最後まで手に汗にぎる戦いが続くが、だからこそ面白いのかもしれない。
44年ぶりの進出が、そんな簡単に手に入るわけがないのだから。(茂)