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千年の歴史と文化が香る古都・開城

開城は、朝鮮初の統一国家高麗の千年の歴史と文化が香る古都である。東アジア最大の寺院・霊通寺をはじめ、学者・政治家として歴史に足跡を残す鄭夢周ゆかりの崧陽書院、そして鄭が暗殺された善竹橋などの遺跡が多く存在する。

同世代の同胞へエールを込めて

在日3、4世のポートレート 雑誌『セセデ』で2011年から2年間表紙を担当し、若い世代の同胞のポートレートを写真に収めてきました。大学生や高校生、ウリハッキョのソンセンニムなどなど、同世代の同胞たちとの出会いは自分にとって新鮮でした。目標に向かってがんばっている人、やりたいことが見つからずもがいている人…。さまざまな環境で生きる自分と同世代の同胞たちの、つくった表情ではなく日常的に見せているリアルな表情をとらえたいと思いました。 金壮龍(キム・ジャンリョン) 1984年、兵庫県生まれ。神戸朝鮮高級学校卒業。大阪ビジュアルアーツ専門学校卒業後、レンタルスタジオに入社し、05年フリーカメラマン吉田裕之氏に師事。08年に独立し、現在はフリーカメラマンとしてファッション誌、グラビア誌を中心に活躍中。

ファインダーの中に舞踊手を追う

優雅な動き、躍動感溢れる力強さ… 魅力的な舞踊のライブ 撮影のテーマとして、いま最も魅力を感じているのが舞踊(現代、古典)のライブ撮影です。踊り手の動作はもちろん舞台照明の再現、踊り手の作る陰影、そういったものをきれいに映しこむにはそれなりの経験も必要ですし、カメラ各種、レンズなどの機材も必要になってきます。撮影を続けることによって自分なりのこだわりも出てくるので、必然的に機材も揃ってきました。 白在明(ペク・チェミョン) 1952年、茨城県生まれ。東京都練馬区在住。1974年より長年にわたり金剛山歌劇団で演奏家、指揮者として活動。アマチュアカメラマンとして、舞台芸術を中心に撮影しカメラを楽しんでいる。

成長した姿に会えるのを楽しみに

成長した姿に会えるのを楽しみに- 家族の絆を大切にする在日コリアン

出会えた縁を大切に

撮影現場で見えてくるもの 私が同胞結婚式の撮影をする時に、いつも感じるのは、列席者が非常に多いということです。なぜ多いのか。それは、在日同胞は昔から出会ってきた人たちとの縁やつながりを大切にしているからです。新郎新婦の職場でお世話になっている方たちや友人はもちろん招待するでしょう。しかし、同胞の婚礼の場合、新郎新婦二人だけの結婚式ではなく、ご両親の大切な行事でもあるため、ご両親の友人の方も招待し、盛大に祝うという習慣があります。結婚式の終盤になると民謡メドレーに合わせて列席者たちは、踊りだします。出会った「縁」が「縁」をつなぎ、気づくと列席者が大きな「円」を描きながら、新郎新婦を盛大に祝います。中には、「こんな結婚式初めて!」「オッケチュムってどうやるの?」と同胞の踊っている姿を真似しながら踊る日本の方もいます。 金正浩(キム・ジョンホ) 1983年、兵庫県神戸市生まれ。朝鮮大学校経営学部卒。在日本朝鮮商工連合会の「朝鮮商工新聞」編集部で4年間、勤めた後、カメラマンとしての道を歩む。現在は株式会社NEWSTYLEのカメラマンとして、ブライダル、スタジオを中心とした人物撮影を手掛ける。

原発震災の中で

東京電力福島第一原発の過酷事故から2年が過ぎて少しずつだが事実が明らかになってきている。それでも、半減期2万4千年という途方もない長さで放射線を発し続けるプルトニウムまで漏出しているのだから、わかったことなど無いに等しいのかもしれない。

子どもたちが作り出す説得力

人々の気持ちが伝わる表情を撮りたい 写真を始めたのは高1のころでした。機械が好きだったのと、写真自体が「なんで写るのだろう」と不思議で、興味を持ちました。朝高時代は朝高委員会の報道部、朝鮮大学校時代も宣伝部として学校の行事などを撮っていました。学友たちが自分の写っている写真を見て喜んでいる姿をみるのがうれしかった。私にとって写真は、コミュニケーションツールでもありました。人を撮るのが好きです。カメラに構えていた表情が、ふと素に戻るときがシャッターチャンスです。結婚式で、新郎新婦の表情とご両親の表情、友達の表情など、立場によって表情が違います。その表情をとらえたい。その時のそれぞれの人たちの気持ちが伝わる表情を撮りたいと思っています。。 金泰哲(キム・テチョル) 1974年、京都生まれ。京都中高級学校在学中から写真を始める。朝鮮大学校経営学部卒。民族金融機関で8年間、仕事をした後、フリーのカメラマンに。結婚式の撮影や広告撮影などを手掛ける。ここ数年は大阪の劇団、「タルオルム」や「Unit 航路-ハンロ」の舞台を写真におさめてきた。

教員生活30年

まだまだ生徒たちと共に学び成長していきたい 教員生活もこの春で、はや30年目を迎えることになりました。その間多くの生徒たちと出逢い、生涯忘れることがないであろう多くの感動を体験することができました。  私が大阪朝鮮高級学校に赴任して来た年(1994年)がちょうど、ウリハッキョの運動クラブにも「全国大会」参加の道が開かれた年で、自然と休日には体育クラブの公式戦を観に行くようになりました。  1999年サッカー部初のインターハイ全国大会出場決定の瞬間や2001年熊本で行われたインターハイボクシング(ミドル級)での初優勝、2003年のラグビー部初の全国大会出場決定の瞬間など、常にその歴史的瞬間に目の前で立ち会えたことは何物にも代え難い宝物です。 金昌禧(キム・チャンヒ) 1961年、大阪府生まれ。大阪朝鮮高級学校、朝鮮大学校理学部生物学科卒業。中大阪朝鮮初中級学校で教員生活を始め現在、大阪朝鮮高級学校に勤務。もともと学校の記録に残すために写真を撮っていたのが、今では生徒たちの活躍する姿を撮るのが生活の一部のようになっています。教員である私にしか撮れない写真を残して行きたいと思っています。

家族、恋人、友達…

 家族、恋人、友達……。日本で生まれ育ち、ここ日本で見てきた日常風景。
 朝鮮にも日本とまったく変わらない日常がある――。高校の修学旅行で初めて訪れた平壌でそのことを目のあたりにし衝撃を受けた。
 一方、マスコミを介して印象付けられた「謎」で「異質」な朝鮮民主主義人民共和国。自分たちと何一つ変わらない朝鮮の人々の息づかいがマスコミによって歪められる現実を知った。一人でも多くの日本人や在日同胞に感じてもらいたいと深く思った。学生時代から好きだったカメラが最高の武器になると確信し、写真の仕事を選んだ。

母校の子どもたち、そして友人たち

  在日コリアン20年 私は在日コリアン3世として生まれ20年が経ちます。自分の中で何かもやもやしていたものがあり一区切りしたいと思い、母校である伊丹朝鮮初級学校を題材に写真を撮ろうと決心しました。  2011年から撮影してきたのですが、最初の頃は子どもばかり撮っていました。しかし撮影回数を増やしてもしっくりくるものがあまりありませんでした。考えた結果、自分と同じ在日コリアンで同じ学校を卒業した友人を被写体にしようと思いました。その被写体と今の子どもたちとで昔と現在を見比べることにしました。 鄭然柱(チョン・ヨンジュ)  1992年、兵庫県生まれ。神戸朝鮮高級学校を卒業し、大阪の写真専門学校で学んでいます。この3月に卒業予定で、沖縄のブライダルハウスでカメラマンとして就職することが決まりました。これまで、在日コリアンをテーマにした作品を多く撮影しています。もっと自分らしさを発揮し、立派なカメラマンになるのが今後の目標であり課題です。

せめて晩年は穏やかに

  エルファを写した11年の日々  コーヒーで一服するか―。写真処理に疲れたカメラマンがカフェの扉を開けると「いやあ、いいところに来てくれたわ」。 ここは京都市南区にあるデイサービス「エルファ・ハナマダン東九条」。はてさて、今日はどんな写真を撮らされるのやら。 職員の声に促されて2階に上がると、誕生日会が賑やかに開かれていた。チャンゴの響きにのってハルモニ、ハラボジたちが笑顔で体を揺らしている。ああまた今日も100枚以上…。 中山和弘(なかやま・かずひろ)  数学を志すインテリからカメラマンに転落して約25年。友人を通して京都・東九条を知り、在日コリアンを被写体とするようになった。普段は多様な取材に走り回るが、今ではエルファの皆にこき使われ「人生ボロボロ」。「そろそろタイムカードを用意しますね」とエルファ事務局長。中山の独白(給料くれるってこと?) 写真・金由美             

笑顔を忘れない子どもたちがいる

東北朝鮮初中級学校の2年 東北朝鮮初中級学校を訪問した日、秋に終止符を打ち冬の到来をせかすような雨が降った。地震被害を受けた4階建て校舎はもちろん、旧校舎、旧寄宿舎もすべて撤去されていた。新校舎はまだ建設されておらず、学校には運動場が広がる。東日本大震災後、10年前に建てられた寄宿舎を臨時の教室とした授業はすでに2年目に入ろうとしている。校舎がない中、食堂で行われた卒業式と入学式もすでに2度になる。   1961年生まれ。ソウル市在住。写真と映像を基本に韓国の日本のメディアに出版企画、写真展などをプロデュースしている。主なテーマは、日本軍「慰安婦」問題、在日の歴史、朝鮮学校。主な作品に日本軍「慰安婦」制度被害者の宋神道さんの闘いを記録した「オレの心は負けてない」がある。

高校無償化本2

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