バックナンバー

社会

社会に関する 136 個の記事をリストしました。

特別企画:日本のヘイト・クライムを考える

ヘイト・クライム(憎悪犯罪)とは「人種、民族、宗教などに対する偏見・差別を動機とする犯罪」とされる。在特会(在日特権を許さない市民の会)に代表される日本の一部の団体が、朝鮮学校を襲撃し「嫌韓デモ」を繰り返す。「朝鮮人を殺せ!」と殺意をむき出しにする。それはまさにヘイト・クライムそのものだ。問題なのは、一部の人たちのそのような行動よりも、それを容認しそれを生み出した日本社会のあり方である。「高校無償化」から朝鮮学校だけが排除され続けている現状と根っこを同じくするものだ。
日本のヘイト・クライムを考える。

「学校を守れ」、流血のたたかい~vol.4 4.24教育闘争

1948年の4.24教育闘争から今年で65年。兵庫、大阪を中心に、占領米軍と日本政府による朝鮮学校閉鎖に反対し血を流してたたかった同胞たちの経験は、戦後、現在まで脈々と続く民族教育権擁護運動の原点となった。   閉鎖令撤回と「非常事態宣言」 1945年8月15日の祖国解放後、在日同胞たちは日本帝国主義の植民地支配下で奪われた民族の言葉を取り戻そうと、日本各地で手作りの「国語講習所」を次々と開いた。同年10月に結成された在日本朝鮮人聯盟(朝聯)は民族教育事業に力を注ぎ、「講習所」を学校へと発展させる。48年4月1日時点で、朝鮮学校の数は566校にのぼった。 しかし、日本を占領していた連合軍総司令部(GHQ)は朝鮮学校に対する弾圧政策に舵を切る。文部省は48年1月24日、在日朝鮮人の子どもたちの日本学校就学、朝鮮学校の学校教育法による認可などを求めた通達を各都道府県知事宛に送付、従わない場合は学校を閉鎖するよう命じた。その後、3月31日の山口県を皮切りに、4月まで岡山、兵庫、大阪、東京の各都府県で学校閉鎖令が下された。

「オモニパワー」がリードした運動~vol.3 JR通学定期券割引率差別の是正

朝鮮学校児童・生徒の通学定期券が日本学校より高い―。旧国鉄時代から続いていたJRの通学定期券割引率の格差は1994年、26年ぶりに是正された。差別是正を求める運動は国鉄が分割・民営化されJRが誕生した1987年、千葉県から始まった。担ったのは朝鮮学校に子を通わせる母親(オモニ)たちだった。   第一歩は千葉から   「同じ学生なのに、なぜ朝鮮学校に通う子どもたちの定期券が高いの?」 運動の発端は、あるオモニが発した疑問だった。 JRの学割運賃制度が設けられたのは国鉄時代の68年にさかのぼる。それ以前は学校による運賃の区別はなかった。「家計負担の軽減」を目的として導入された割引制度は誰にも同様に適用されてしかるべきだったが、「学校教育法」に基づいて運賃が設定された結果、学校間で格差が生じた。通学定期運賃は大学生、専門学校生を含む大人を100とした場合、高校生はその10%、中学生は20%、小学生は65%の割引。しかし当局は朝鮮学校が「学校教育法第1条で定める学校(1条校)ではない」との理由から、12歳以上を大人扱いで割引ゼロ、それ未満は50%引きとした。千葉朝鮮初中級学校に通う子どもの場合、船橋駅から学校がある新検見川駅まで初級部で1ヵ月600円、中級部では1200円の格差が生じた。遠距離になるほどその差は大きい。この運賃体系は民営化後にも引き継がれた。  

2013年、朝鮮半島を読む

2013年、朝鮮の展望を示すキーワードは、金正恩第1書記が「新年の辞」で今年の国政基調を示す言葉としてのべた「創造と変革」だ。若きリーダーは、昨年の実績に基づき「強盛国家建設における新たな局面」、すなわち長年にわたり蓄積してきた経済復興プロジェクトの本格始動を宣言した。

安定した在留資格を求めて~vol.2 「出入国管理法案」反対闘争と退去強制令書裁判

在日朝鮮人の権利擁護の歴史は、安定した在留権を得るためのたたかいの歴史と言っても過言ではない。在日朝鮮人に対する在留政策を政治的に運用する日本政府を相手に、同胞たちは自らの生活の基盤であり、権利の基礎となるこの死活的問題の解決に向けた運動を繰り広げてきた。   朝・日連帯で勝利した裁判   在日朝鮮人の法的地位、とくにその在留は日本政府の政策によって戦後一貫して不安定な状態で据え置かれた。 1945年8月の祖国解放後も日本に残った約60万の朝鮮人は47年施行の「外国人登録令」によって「当分の間…外国人とみなす」とされ、その後のサンフランシスコ講和条約発効(52年4月28日)にともない「日本国籍を喪失」した。同時に日本政府は「法律第126号」を制定し、45年9月2日以前から同法施行日まで引き続き日本に在留する者(126号該当者、同年9月3日から同法施行日までに日本で出生した子を含む)に対して暫定的な在留を認めた。ただ、同法施行以降に生まれた126号該当者の子は「特定在留」、孫は「特別在留」として3年ごとの許可更新が義務づけられるなど、同一家族の中でも資格に差異が設けられた。加えて、126号該当者であっても出入国管理令(51年公布)で定められた退去強制規定の適用対象であることに変わりはなかった。  

抜本改正求める運動、大きなうねりに~vol.1 外国人登録法

2012年7月、新たな在留外国人管理制度の施行とともに外国人登録法(以下、外登法)が廃止された。▼指紋押捺▼登録証の常時携帯・提示義務▼刑罰制度を柱とする外登法は在日外国人管理の基本法として、入管法(出入国管理及び難民認定法、前身は出入国管理令)と合わせて長く在日朝鮮人弾圧に猛威を振るってきた。 在日朝鮮人取締りが目的 同法の前身は、1947年5月2日にGHQの指示によって施行された外国人登録令。51年のサンフランシスコ講和条約締結による同令の廃止に従って、翌52年4月28日、外登法が施行された。47年当時、在日外国人の93%が朝鮮人だったことからも、同法が在日朝鮮人を主なターゲットにしたものだったことがわかる。 数多くの手直しを経ながら存続してきた外登法の「治安立法」的な性格はその内容と運用の実態からも見てとれる。新聞記者、総聯の活動家として在日朝鮮人の人権問題に長く取り組んできた殷宗基さん(72)は、同法が「指紋押捺、常時携帯・提示義務、刑事罰という3つをフルに悪用した在日朝鮮人監視・取締法」だったと指摘する。  

韓国大統領選挙を読む

金大中、盧武鉉政権時代を「失われた10年」と全面否定し、北南のあらゆる交流と協力事業を遮断、
朝鮮半島に再び分断と軍事的緊張をもたらした李明博政権がようやく終焉を迎える。
「ポスト李明博政権」は、奪われた「6.15時代」を取り戻し、北南朝鮮の和解と統一、
東アジアの真の平和をたぐり寄せる政権とならなければいけない。
李明博執権5年を振り返り、次期大統領選挙の争点と行方を追う。

新在留管理制度スタートから4ヵ月 困窮する非正規滞在者たち

7月9日に新しい在留管理制度がスタートして約4ヵ月が過ぎた。制度改定は、在日外国人に対する管理強化を目的としたものである。管理強化がどのような問題を引き起こすのか。表面化しているわけではないが、その影響は着実に蓄積しているといえる。非正規滞在者のケースを中心に関係者に話を聞いた。

2012年、新たな風が吹く

5月下旬から8月上旬まで朝鮮民主主義人民共和国を訪れた。2年ぶりとなる今回の訪問を通じて見た朝鮮の「いま」を伝える。

朝・日の10年、 現状打開のために

「失われた10年」―この言葉はまさに、朝・日間のこの間の10年にふさわしい。 2002年9月17日、朝鮮と日本の間で国交正常化を目指す平壌宣言が交わされたにもかかわらず、 拉致問題を肥大化させた日本は平壌宣言の本質を忘れ、朝鮮との関係を改善するどころか「制裁」を 加えるなど関係を悪化させてきた。膠着したこの現状をどのように打開するのか。 その責任は日本側にあるといえる。 朝鮮と深い関係を築いてきた日本の方々に現状打開のための提言を語ってもらった。

「基地のない沖縄」への飽くなき道

基地閉鎖と反戦平和を掲げ、沖縄の民衆が粘り強く続けてきた運動は今、普天間基地への新型輸送機MV22オスプレイ配備をめぐって大きく高揚している。本稿では普天間基地爆音訴訟を中心に、普天間問題への住民らの取り組みを伝える。

朝鮮と日本の狭間で~対朝鮮制裁のいま~

朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)と日本の間では現在、 「人・物・金」の往来が非常に困難な状況となっている。 日本政府が朝鮮に対し、独自の制裁を科しているからだ。 両国間のこのような不正常な状態は、 在日同胞たちの権利と生活を脅かしている。 対朝鮮制裁のもたらす被害を検証し、その本質を考えてみたい。     5月はじめ、約3ヵ月間の祖国滞在を終えて羽田空港に到着した際、知人へのお土産として買った化粧品38点(化粧水、乳液、クリーム、リップグロス等)をすべて「没収」された。空港職員は「北朝鮮からの輸入品は一切日本に持ち込めなくなっておりまして」云々の一点張り。そればかりでなく、東京税関宛の(輸入品の)「任意放棄書」と、輸入品の破棄処分に関する権限を航空会社へ委任するといった内容の書類まで書かされ、お土産の処分に無理やり同意させられた。お土産品でなくとも、朝鮮製(産)の物品は原則持ち込めなくなっているという。有無を言わさぬ職員の対応に、とても不愉快な思いをさせられた。・・・      

高校無償化本2

バックナンバー

フェイスブック

月刊イオ編集部公式ブログ:日刊イオ
月刊イオ定期購読のご案内

イベント情報を大募集!!

様々なコリアンイベント情報を大募集!! 地域のごく小さな情報でも是非お寄せ下さい。
[読者投稿フォームへ]