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コラム

コラムに関する 150 個の記事をリストしました。

最高裁の「外国人は含まれない」という判断

十四歳の息子は新聞を読むことを日課にしています。中学校が休みの土日や祝日などは、並んで同じ紙面を読むこともあります。

外国人労働者は単なる労働力ではありません

 六月二十四日、安倍政権は「新成長戦略」の一つとして「外国人技能実習制度の見直し」を閣議決定しました。
 実習期間最長三年を五年程度に延長するというもので、東京五輪の宿泊・体育施設の建設や、道路などの基盤整備を視野に入れたものであることは明白です。

排外デモを取材しました

 五月二十四日、NHKのETV特集「歴史と民族から考えるウクライナ」を見ました。

同胞たちの強い意志が響いていました

  三月十七日に、福島朝鮮初中級学校を訪問した時のことを書きます。 校長室で金政洙校長先生とお話ししているうちに給食の時間になり、わたしたちは食堂に移動しました。 ちょうど、八人の先生と十一人の生徒が一堂に会して、ハヤシライスとサラダとリンゴという献立の給食を食べようとしているところでした。 わたしは、食器にごはんとハヤシライスをよそって、「アンニョンハシミカ」と、六年生の女子生徒二人と担任の金姫順先生の席に座りました。 「アンニョンハセヨ」彼女たちは、少し訝しげにわたしの顔を見ました。 「六年生というと、二人は、卒業?」 「はい」と答えたのは、大きな黒い目が印象的な少女でした。 「午後は何の授業なんですか?」わたしは金姫順先生に訊ねました。 「習字です。習字は週に一度、毎週月曜日なんです。あと、卒業アルバムを作ったり、ね」 彼女たちは黙っていました。 「二人きりの卒業アルバムだと、二人のページがたくさんあっていいですね」 わたしは、今度訪ねる時は、授業や放課後もいっしょに過ごし、彼女たちと打ち解けて話をしたいな、と思いました。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。

福島朝鮮初中級学校を訪れました

いつか、訪れたいと思っていた福島朝鮮初中級学校に訪れることができました。

「選択する未来」委員会なるもの

  インターネットのニュースで「選択する未来」委員会なるものの存在を知りました。 「選択する未来」委員会とは、人口減少が進むことで懸念される国内需要の縮小や労働力の減少などの解決法を議論するために、安倍晋三首相の指示で経済財政諮問会議の下に設置された専門調査会だそうです。 二月二十四日に「選択する未来」委員会の第三回会合が行われました。 そこで提出された内閣府の資料によると、何の策も講じなければ、日本の人口は二〇一二年の一億二七五二万人から、二〇六〇年に約八七〇〇万人、二一一〇年には約四三〇〇万人――、百年で約三分の一程度に減少するという。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。

書き初めで「志遠」を書きました

 今年の元日は、家族で書き初めをしました。
 一緒に暮らしている村上くんは「朝鮮」、息子は「実行」、わたしは金日成主席の父である金亨稷氏の座右の銘である「志遠」を書きました。

日本とスウェーデンの移民政策

  昨年十月二十八日、スウェーデンの首都・ストックホルムのダンス博物館で、講演を行いました。白黒の市松模様の床で、そのまま舞踏会ができそうなクラシックなホールでしたが、わたしは「日本と朝鮮半島の間に在ることの意味と、東日本大震災以降の文学者としての立脚点」というシビアな話をしました。  講演終了後、ホールは立食パーティーの会場となり、集まってくださった方々とワインを片手に話をしました。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。

ストックホルムでの対話

  十月二十五日から三十一日の一週間、スウェーデンの首都ストックホルムに滞在しました。  駐日スウェーデン大使のラーシュ・ヴァリエさんから「今年スウェーデンへいらっしゃいませんか」とご招待をいただき、ストックホルム大学・東洋学部日本学科の学生たちとのディスカッションと、ダンス博物館での講演が実現したのです。  ヴァリエ大使は、十四年前にわたしの「潮合い」という短編をスウェーデン語に翻訳してくださった方で、リトアニア、韓国に大使として赴任されて、二〇一一年にスウェーデン大使として日本に戻ってこられました。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。

「遅いが、まだ遅すぎない」

  もし、我が子が他人の子(Aくん)をイジメて怪我を負わせたとしたら、保護者はどんな対応をすべきでしょうか。 まず我が子やAくんや学校関係者や他の生徒から事情を聞く。我が子が「みんながイジメてたから、僕もやったんだ。なんで僕だけが責められるのかわからない」などと言ったら、「あなたがイジメたかどうかが問題だ。あなたは自分のしたことに責任をとらなければならない。みんなもやっていたと責任逃れをしようとするのは卑怯だ。AくんとAくんのご家族に謝りに行かなければならない。謝ってもイジメたという事実、Aくんの心と体、Aくんのご家族の心を傷つけたという事実は消えない。許してもらおうなんて虫がいいことを考えてはいけない。謝って、Aくんとご家族のお話を聞く。そして、どのような償いをすればよいのかを考えるしかない」と話し、Aくんのお宅に電話を掛けて謝罪し、今から息子と二人でお宅に伺わせてくださいとお願いする――。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。

TPP交渉への参加は人々を豊かにするのだろうか― 自由貿易の利益と不利益

  康明逸●朝鮮大学校経営学部助教 本連載の最終回となる今回は、日本政府が今年3月に交渉参加を表明した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を考えるために、自由貿易にまつわる経済学的知見についていくつかのべたいと思う。 国際分業の在り方を考えるとき、単純に、他国よりも生産性の高い財に特化すれば、貿易による利得を最大化できると考えがちである。しかし現実には、産業技術水準が高くあらゆる財の生産性で優位(「絶対優位」)に立つ国と、そうでない(「絶対劣位」にある)国との間にも、分業に基づいた貿易が成立する。これは、同一産業同士の生産性比較のみでは国際貿易のメカニズムを解明し得ないことを意味する。 経済学では、ある産業の同国内他産業に対する相対的な生産性を国家間で比較し、そこで優位(「比較優位」・キーワード参照)に立つ産業に資源を集中することで、貿易のない閉鎖経済よりも多くの富を獲得できると主張する。この場合、全ての産業で国際的に絶対劣位に甘んじている国であろうと、比較優位にある産業を見つけ特化することで、貿易による利益を享受できる。  

私は朝鮮半島で暮らしてみたいのです

  朝鮮語を勉強しています。と、この連載で書くのは三度目なのですが、今度こそ、日常会話に不自由しなくなるまで勉強を続けられそうです。  六月二十二日の誕生日に四十五歳になり、自分の残り時間を考えてみました。残り時間というのは、生きられる時間ではなく、創作に打ち込める時間のことです。十年後、五十五歳になっている自分は、今と変わらず書くことと格闘している、と想像できます。でも、その十年後の六十五歳の自分は――、どんな生を歩んでいるのか、それまでの生の続きのようには想像できないのです。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。

高校無償化本2

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