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コラム

コラムに関する 145 個の記事をリストしました。

李浩哲先生がご逝去されました

 その時、わたしは南相馬の自宅で荷造りをしていました。 今回は、イギリス、オーストリア、ベルギーの三カ国を三週間に渡って旅するという長丁場です。(ロンドンで『JR上野駅公園口』の英語版を出版するTilted AxisのDeborah Smithさんとトークイベントを行ない、ウィーン大学で「原発事故と文学」というテーマのシンポジウムに参加し、ブリュッセルに移動して、二十年前に発表した『ゴールドラッシュ』続編の『Diamond Pigeon』の取材を行います) 渡航前に書かなければならないエッセイがあったのですが、荷物が膨れ上がって取捨選択に手間取り、五時間経っても荷造りを終えることができないでいました。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。福島県南相馬市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を初訪問。近著に小説「JR上野駅公園口」,「ねこのおうち」(河出書房新社)がある。

変わらない同胞たちに支えられて

金赫淳さん(48)東京朝鮮歌舞団団長/歌手 【きむ・ひょくすん】1968年8月14日、東京都生まれ。西東京朝鮮第1初中級学校、東京朝鮮中高級学校を卒業後、東京朝鮮歌舞団に入団。関東を中心に、東日本の幅広い地域で活動する。2001年1月に団長に就任。2009年6月、功勲俳優の称号を受賞。

この夏、東北の霊場を巡りました

 今年の夏は、東北の霊場を巡りました。 場所の選定と案内は、東北大学文学部長の佐藤弘夫教授にお願いしました。佐藤さんは、神仏習合、霊場、国家と宗教、死生観などを軸にして、日本人の思想史や精神史を組み立てている宗教学者です。 佐藤さんに初めてお目にかかったのは六月二十二日、わたしの四十八歳の誕生日でした。いわき短期大学創立五十周年、東日本国際大学創立二十周年を祝う記念式典で、佐藤さんとわたしが基調講演を行ったのです。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。福島県南相馬市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を初訪問。近著に小説「JR上野駅公園口」,「ねこのおうち」(河出書房新社)がある。

「民族の痛み」、忘れさせない

鄭武志さん(47)映画「鬼郷」制作・出演スタッフ

張芸謀監督の作品、『金陵十三釵』

全ての作品を観ている映画監督は、そう多くはありません。 テオ・アンゲロプロス、アンジェイ・ワイダ、イングマール・ベルイマン、溝口健二、黒澤明、小津安二郎、フェデリコ・フェリーニ、フランソワ・トリュフォー、マイケル・チミノ、アッバス・キアロスタミ、侯孝賢、デヴィッド・フィンチャー、M・ナイト・シャマラン、ティム・バートン、クリスティアン・ムンジウ、イ・チャンドン、キム・ギドク。 その中のひとりが、中国の張芸謀(チャン・イーモウ)です。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。福島県南相馬市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を初訪問。近著に小説「JR上野駅公園口」,「ねこのおうち」(河出書房新社)がある。

在日の“B to B”の橋渡しを

李政英さん(39) 「コリアンビジネススクール」運営委員長 【りー・じょんよん】1977年、東京生まれ。東京朝鮮第1初中級学校、東京朝鮮中高級学校卒業。98年、21歳の時に米国留学、2001年8月から再び米国へ。製造業の会社勤務を経て08年、AIGエジソン生命に入社。13年から株式会社 カスタマーリンクス勤務。15年から「コリアンビジネススクール」(コリビジ)の運営委員長。今年、「在日社会のB to Bサービス」サイト「3.5 San ten Go」を開設。

希少な音色を日本で受け継ぐ

孫玲換さん(19) 金剛山歌劇団オンリュグム奏者 【そん・りょんふぁん】1996年12月5日、大阪生まれ。大阪朝鮮第4初級学校、東大阪朝鮮中級学校、大阪朝鮮高級学校卒業。中級部から民族器楽部でオンリュグムを始める。2015年、金剛山歌劇団入団。

オバマ大統領の広島訪問

アメリカ合衆国のオバマ大統領が、現職大統領として初めて広島を訪問しました。
 「広島スピーチ」は、リアルタイムではテレビの同時通訳を聞いて、その後、インターネットにアップされた英文と日本語訳を比較しながら読みました。
 まず、「私たち(We)」が追悼を捧げる対象として列挙した死者に「thousands of Koreans」を含んだことに注目しました。

私は、問い続けます

家族で福島県南相馬市に転居して一年二ヶ月が過ぎました。福島県の地方紙やテレビのローカルニュースではたびたび「風評被害」や「風化」の問題と対策が取り上げられています。 「風評被害」は、原発事故が記憶に留められていることによって引き起こされるもので、「風化」は原発事故や津波による被害の記憶が薄れることそのもので、 動因としては正反対なのですが、並べて論じられることが多いのです。 実際にインターネットに流布している言説は、「福島県産の食材を食べると、癌になる」とか「福島で奇形児の出産が増えている」とか「福島出身の女は嫁にもらうな」とか、福島と福島県人に対する差別感情に基づくデマ以外のなにものでもありません。   リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。福島県南相馬市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を初訪問。近著に小説「JR上野駅公園口」(河出書房新社)、「貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記」(双葉社)がある。

思いもよらない、生徒たちの姿

李一河さん(41)ドキュメンタリー映画監督 【り・いるは】1974年12月13日生まれ。韓国・大田出身。ドキュメンタリー映画制作を志し、2000年に日本に留学。多摩美術大学、日本大学大学院を経て大阪芸術大学大学院へ進学。『ゆきゆきて、神軍』(1987)などを手掛けた原一男監督の元で学び、2014年に博士課程を修了。6作目となる「ウルボ~泣き虫ボクシング部~」が2014年のDMZ国際ドキュメンタリー映画祭開幕作に選定される。本作品で第3回(2016年)ワイルドフラワー映画賞(들꽃영화상)ドキュメンタリー監督賞を受賞。

立場を越え、一つの音楽を響かせる

二〇〇八年ニ月二十六日に、朝鮮民主主義人民共和国の平壌市内にある東平壌大劇場で、ニューヨーク・フィルハーモニック(NYフィル)がコンサートを開いた――、この歴史的な出来事は、その後の核やミサイルや拉致に関する膨大な「北朝鮮」報道に塗り潰され、今やごく一部の日本人にしか知られていません。 この公演を収録したDVD『NYフィル・イン・平壌』を是非、見てほしいのです。 一〇七分の本編は、朝鮮民主主義人民共和国の国歌「愛国歌」とアメリカ合衆国の国歌「星条旗」から始まり、ワーグナー「ローエングリン第三幕への前奏曲」、ドボルザーク「交響曲第九番 新世界より」、ガーシュウィン「パリのアメリカ人」、ビゼー「アルルの女 組曲第二番」、バーンスタイン「キャンディード 序曲」、管弦楽「アリラン」で終わります。 リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。福島県南相馬市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を初訪問。近著に小説「JR上野駅公園口」(河出書房新社)、「貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記」(双葉社)がある。

大学生の文学作品の選考を務めて

在日韓国・朝鮮人の大学生の文章を読む機会がありました。 「コリアン学生challengeフォーラム」というイベントで、初めての試みとして文学作品を募集することになり、審査委員の仕事を依頼されたのでした。 対象となる文学作品は、小説、評論、エッセイ、詩の四ジャンルでした。 今までわたしが選考委員を務めたのは、「スピリッツミレニアム大賞」(漫画)と、「新潮ドキュメント賞」(ノンフィクション)のみで、自分が書いているジャンルについては、お断りしてきました。 リュウ・ミリ●作家 1968年生まれ。神奈川県出身。福島県南相馬市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を初訪問。近著に小説「JR上野駅公園口」(河出書房新社)、「貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記」(双葉社)がある。

虫さんたちの作戦会議

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