riae – ページ 2 – イオWeb

作成者: riae

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vol.7 小さな心にも

筆者●金美蘭先生(26、和歌山朝鮮初中級学校 教員)  ある日の授業中、ひらがなかるたを楽しんでいた1年生。負けん気の強い子どもたちは一つでも多くのかるたを取ろうと必死で、4人の手が重なると「わたしの! ぼくの!」とかるたが破れそうになるほ...

【特集】弱った心の見つめ方

ストレスフルな社会、心の健康こそ …経済協力開発機構(OECD)が2020年に発表した調査によると、日本国内のうつ病・うつ状態の割合は17・3%で少なくとも6人に1人はメンタルの不調があると言えます。職場では成果と献身を求められ、それを完璧...

vol.6 子どもの力を信じて

筆者●金美和先生(24、名古屋朝鮮初級学校 教員)  「1年生だからまだできないよね」「1年生だから難しいかな」—私はこうした言葉をあまり使わないようにしている。身体能力や学習範囲には年相応の段階があっても、生活習慣や考えの幅を広げることは...

【特集】今こそ、未来を語ろう

「未来は検索できません。多くの人が想像し、考えることの連なりが、それぞれの生活をつくっていく」―。 とある雑誌に書かれていました。近ごろ、未来や理想を語っていますか? 民族教育や同胞社会について、目先の課題も大切ですが、そのもう一つ向こうを...

アートを媒介に、交差生む明かり/大阪・東成「アトリエトゥン」

創作のための〝サードプレイス〟があったら…。そんな憧れが形になった。大阪市東成区・今里にある「アトリエトゥン」だ。 トゥンは朝鮮語で등(灯・燈)と書き、明かりという意味を持つ。自分たちの制作・活動拠点として、路地裏の民家に新しい明かりを灯し...

vol.5 インサも感染予防も

筆者●金美和先生(24、名古屋朝鮮初級学校 教員)  1日の良し悪しはインサ(인사=あいさつ)から始まる。ソンセンニムに会えばその場で立ち止まり、頭を下げて「アンニョンハシムニカ」。トンムに手を振りながら「アンニョン」。聞いて欲しいことがた...

vol.4 輝かしい第一歩

筆者●金美和先生(24、名古屋朝鮮初級学校 教員)  昨年4月、同校に赴任して2年目を迎えた私は、民族教育の出発点ともいえる1年生の担任を受け持つことになった。不安に駆られたが、入学式当日、緊張した面持ちで校門をくぐる1年生たちを見てふと思...

“世界への違和感”から物語を紡ぐ/【イオインタビュー】Vol.7 李琴峰さん

2017年のデビュー時から一貫して、現代社会に暮らすマイノリティの目線で性や国籍、死生観について多彩な物語を紡いできた李琴峰さん。昨年は、日本語で執筆した5冊目の著書『彼岸花が咲く島』が芥川賞を受賞した。どのように社会を眼差し、創作に結びつ...

vol.3 ヒヤシンス

筆者●李香愛先生(41、西東京朝鮮第2初中級学校 教員)  1年生の担任になって、毎日欠かさず行ってきたことがある。絵本の読み聞かせだ。放課後、児童たちが下校する前に1冊。その数は150冊を超えた。  読む本は、くじ引きで当たった児童が選ぶ...

【特集】在日コリアン、名前の話

4世、5世が生まれるこの時代、ウリイルムで育てたい、と願う人たちがいます。一方、在日コリアン社会を見渡すと、植民地時代の「創氏改名」の名残もあり、日本名で暮らす人たちも少なくありません。日本の公立学校に通うコリアンルーツの子どもたちの民族名...

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