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月間イオニュース vol.2

「誰か」を想像しながら社会を問うこと 変えること

ラボルテ雅樹(人民新聞編集部)

【人民新聞】日本全国・世界各地での闘いや現状を、立場や党派を問わず紙面を通じて多くの人々に紹介し、批判・議論の場を保障し創り出していくという、特定の団体や組織によらない「大衆政治新聞」を標ぼう。1968年8月5日、「新左翼」として創刊。77年4月5日号より「人民新聞」と改称。毎月3回(5、15、25日)発行。編集部は大阪市に置く。
【人民新聞のHP】https://jimmin.com/

 

 

Q:2年ぶりの北南会談、結果は?

A:北の平昌五輪参加で合意、軍事会談も開催

Q1:北と南の会談が開かれて、北が平昌五輪に選手団を送ることが決まったってニュースでやっていたよ。詳しく教えて。

A1:会談は1月9日、軍事境界線がある板門店の南側の施設で行われたんだ。北側は祖国平和統一委員会の李善権委員長、南側は趙明均・統一部長官が出てきたので、高位レベルの会談だね。北と南が会談するのは2015年12月の次官級会談以来2年ぶりのことだよ。文在寅政権にとっては初だ。
合意内容は大きく3つ。第1に、北が平昌冬季五輪に参加すること。選手団だけではなく、高官級代表団や応援団、芸術団なども派遣する。第2に、軍事当局会談を開催すること、さまざまな分野で交流や協力を活性化すること。最後に、北南関係の問題を「わが民族同士」の原則の下、対話と交渉を通じて解決していくこと、関係改善に向けた高位級会談と各分野の会談も開催する、というものだ。

Q2:へぇー、それはすごい!ちょっと前までは動きがなかったのに。急進展だね。

A2:皮切りになったのは、北側の金正恩・朝鮮労働党委員長の「新年の辞」だ。金委員長はここで、北南関係改善に言及しながら、平昌冬季五輪の成功のために選手団を派遣する用意があることを表明した。これを受けて南側は2日、文在寅大統領が北側の提案に支持を表明して、高位級の会談を9日に板門店で開催することを提案。これを北側が受け入れて決まったんだ。
3日には、2016年2月から途絶えていた板門店のホットライン(直通電話回線)がふたたびつながった。平昌五輪期間中に米国と韓国が合同軍事演習をしないことでも合意しているよ。

Q3:平昌五輪、何だか楽しみになってきたなぁ。今後、北南関係はどうなるの?

A3:朝鮮が参加したら、大会の雰囲気は盛り上がる。どの種目に誰が出場するのか、メディアではフィギュアスケートのペア種目やショートトラックなどが候補として挙がっている。開会式での合同入場が実現するかどうかも注目だね。
今回の提案は北側の最高指導者が自ら行ったもので、本気度がうかがい知れる。今後、北南関係の改善に向けてさまざまな動きが可視化されていくだろう。現時点で性急な楽観も悲観も禁物だけど、今回の合意が本格的な進展につながってほしいね。(1月10日記)


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