抑圧され排除される難民たち【最終回】
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抑圧され排除される難民たち【最終回】
団結し闘いに立ち上がる難民たち
収容所での非人間的な待遇、自由を奪われ暮らしが成り立たない仮放免中の生活。そのような入管の人権蹂躙に、外国人たちは団結し闘いに立ち上がる。
東京入管の周囲をデモ行進する仮放免者たち。中に収容されている人たちに手を振って「がんばれ」と声援を送る
某日、都内の会議室に30名ほどの外国人たちが集まった。「仮放免者の会」の会合である。仮放免者の会は昨年10月に結成された、その名の通り仮放免者たちによる会である。
この連載で何度も書いてきたが、仮放免者は「不法滞在」とされた外国人が入国管理局に収容された後、仮放免された人たち。彼らは月に１度の仮放免許可を受けなければならないなど、入管の厳しい管理下に置かれる。就労もできず移動の自由も制限されている。何よりも、いつ再び収容されるのか（再収容）という恐怖のなかで生活しなければならない。…
東日本入国管理センター（牛久収容所）
